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家族で営む
あったかお宿 |
BOU KAI
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〒649-2211
和歌山県西牟婁郡白浜町2324-2
0739-42-2673
温泉民宿望海 |
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「望海」の湯
利用されて今入浴されている貴方、この湯のありがたさを
享受されているだろうか。 「甘露の湯」の良さを存分に
利用できるのがこの湯の特徴である。
「甘露の湯」の泉温などが自分の好みに任されている。
存分に湯の利用が利用者に任されている。
「甘露の湯」は白浜の泉源のなかでも最高のものである。
それの利用が利用者の好みにまかされているのが「望海の湯」の
風呂である。その泉質を損なわない利用がされているのが
温泉の沈殿の仕方をみればわかる。
沈殿物が浮流するのがその現れである。湯船のふちの
沈殿はその証拠である。
平成20年9月8日夜記す。
京都大学名誉教授 理博 西村進
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南紀白浜温泉
「2008年湯崎漁港整備事業が既存泉源に影響を与えてはならない。」の大前提を守るために、事前に白浜温泉の全貌を知ることが大切で、文献調査、地表地質の精査、特に不足な物理探査を行った。
その時に白浜町内の「みち」の殆どを2,3度歩いた。白浜の道は昔の道がそのままか、僅かに手入れした道が多く、直線道路は非常に少ない。
最初はどこに出るかもわからないほどであったが、これがかえって、街と親しむことにもなったと思う。
2008年から今年までも、盛んに道路工事があり、最近前に歩けた道が、歩けなくなったところもあった。
温泉のパイプも多くの場所で整理されたりしたが、泉源の殆どは前のままである。
温度が高く、濃度の濃い泉源も多いので、源泉のすぐよこに湯の花の掃除されたものが積んであったりして、古くて高濃度の成分を含む温泉はメンテに手がかかることがよくわかる。
古い温泉場では、城崎温泉の必要量以上に確保されている湯量に次ぐ、白浜温泉の湯量であり、他の温泉場を圧倒する。
私は、城崎温泉はほぼ20年前に500mの深度で72℃(阪神大震災時に82℃に上昇した)多量の自噴泉、10年ほど前に御所の場を掘り直したが、当分泉量は大丈夫な状態にして、城崎温泉にはいかなくなった。
有馬温泉は白浜の港湾改修よりもまえの2007年から(財)中央温泉研究所と共に、3か所の大規模な施設の建設による既存泉源の保護の仕事をして、今ではひと段落して、有馬温泉の今後のメンテの改良など、有馬温泉の宣言の見直しの相談が始まろうとしている。
湯崎漁港整備ももう少しで、港湾の岩盤の掘削が終了するところまで来ている。
もう少しの期間になってきた監視業務を無事に過ごし、その後に、現状維持のためではなく、我々の得られた多くの資料をもとに、白浜温泉の全体の利用を見越した適正な温泉利用の提言をまとめる資料は可也り集めることが出来たので、今後そのような仕事がしたい。
そのようになると、非常に楽しみにして訪れている「望海での甘露の湯」とも疎遠ではなくなる。
望海の湯は白浜温泉有数の高温で、安定した湯量を持つ温泉の湯で、そのお湯を自分の好みに合わせて、ほぼ独占して入湯を楽しむ機会がほとんどなくなるのをさびしがることもなくなる。
酒を飲み寝てしまい、夜中になっても湯加減をみて湯を楽しむことのできる自由で、豊富な湯量の温泉である。
さらに、宿の皆さんの、べったりでなく、それでいて暖かい扱いには非常に心がやすまる。さらに若主人の漁の成果にありつく幸運もある。 |
平成23年8月24日 西村 進 |
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(c)boukai
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